2010年12月6日月曜日

10月15日(金) 講演会「のびのび自由に遊ばせたい!」@なかだの森

Sunnyです。
アップが大変おそくなってしまいました。
楽しみにして下さっている方、ごめんなさい!


去る10月15日(金)、NPO法人ゆめ・まち・ねっと代表の渡部 達也さん(たっちゃん)を講師に迎え、前半の部では基調講演を、後半の部ではスライドショーを見て質疑応答を交えながら「たごっこパーク」の子どもたちを巡るお話を伺いました。
たっちゃんのパートナーであるみっきーさんも、素敵なお話を聞かせて下さいました。



もう本当にこころに残るお話ばかりなのですが、子育て真っ最中の母の視点で極私的にレポートさせて頂きますね。

たっちゃんとみっきーさんが運営していらっしゃる富士市の“冒険遊び場たごっこパーク”は禁止事項を極力なくした自由な遊び場(プレーパーク)。
幼児から小学生、中学生、高校生がたくさん集います。
その遊び場が、彼らにとってかけがえのない居場所になっていくお話。
そこには子どもが豊かに育つヒントがありました。


たっちゃんは言います。「子どもたちの遊びのチカラは今も昔も変わらないと思います。今の子はというけれど、それは大人たちが、子どもが自由に遊びを発揮できる環境を用意してあげていないからでは」

自由に遊びを発揮できる環境とはどんな場所でしょう?
泥んこになったり、水遊びを存分にできたり、火をくべたり棒を振り回したり、やってみたい気持ちが大切にされる場所!
大人だってわくわくしますね。
なかだの森だってそんな場所。
でもたっちゃんの考える自由な遊び場って、それだけではないんです。

「遊ばない自由だってある」

たごっこパークに来るある子が、いつもお菓子を広げてDSや漫画を読むだけで、他の子のように遊ばない。
毎回同じようにのんびり過ごしているのだそう。
でもそれだって、彼なりの遊び方。
それぞれのペースで、それぞれの遊びがあるということをちゃんと尊重してくれる遊び場。
それこそ子どもたちが必要としている場所なのかも。

そういえば私たち大人は、つい子どもたちに、元気に外遊びをするよう求めてしまってはいないだろうか。

そしてもうひとつ、深く共感したお話。

「子ども『と』遊ぶことが好き、ではなく、子ども『が』遊ぶことが好きな大人でありたい」
良かれと思って私たち大人がやってしまう“介入”。
子どもたちを喜ばせようと思って、遊びをあれこれ率先してやってあげることは、彼らの輪を崩すことになり、結局は自由に遊べなくなるということ。
ひいては子どもたちの可能性をつんでしまう、とたっちゃん。
介入は彼らの遊びの面白さを削ぐ、ともおっしゃっていました。

改めて考えたい、子どもとの過ごし方。
彼らの遊びはとってもユニーク!
観察しなくちゃもったいない!

お話は次第にNPOの役割というテーマに。

地域のNPOという立場から子どもたちのために何ができるかといったら、彼らを「長くみてあげられる」ということなんだそうです。
学校などの施設では、クラス替えのたびに、入学して卒業するたびに先生が変わるため、いつも決まった大人に見ていてもらえるわけではありません。
それがNPOならば、その子が初めて遊びに来た時から今までずっと君のこと知っているよ、見ているよ、ということができます。
親でもないおじさん、おばさんに認めてもらうって、嬉しくて励みになるものです。
成績の良しあしなんてカンケーない、そのまんまの自分を受け入れてくれる頼れる存在なのですから。


質疑応答。
いきなりマイク渡されても、こまっちゃいますよね…。
でもお母さん方から、内容の濃ーい質問がたくさん出ましたよ。

そうそう、この日の子どもたちはこんな感じ。
いつものように遊びに夢中だったのでした。


基調講演が終わって……何やら大きな衣装ケースが運ばれてきました。
なに?何?

見てください!
色とりどりのTシャツです。
NPO法人ゆめ・まち・ねっとのオリジナル。


ウォーターボーイズの演技指導をなさった、不破 央さんの楽しい漫画のイラスト入りです。
たっちゃん&みっきーさんが着ていらしたのと同じ。


DVDもあります。


このTシャツ、障害者活動支援の工場でプリントされたものだそう。
私たちが買うことによって、子どもたちの居場所づくりにつながって、さらに障害のある方たちの就労支援にもつながるというわけ。
まさに「1枚で2度おいしい」ですね。

午後は桑ハウスにて、たっちゃんを囲んでのスライドショーです。
たごっこパークの子どもたちが生き生き遊ぶスナップ写真の数々。

しかしほの暗い部屋の中だったので、スライド写真がうまく撮影できませんでした。
ごめんなさーい!


「子どものあそびは “AKB” 」

と、人気アイドルグループ風に(笑)面白いことをおっしゃいました。
というのも子どものあそびとは…

A → あぶない
K → きたない
B → ばかばかしい

あはは、その通りですね。
でもまさに核心を突いているこの三つの要素。
これを知った上で子どもと向き合うと、彼らの不可解な行動もナゾがとけてきます。

例えば、着替えたばかりの洋服で水に入っちゃう子。

私たちは「着替えたばかりなのに、あーあ」と思ってしまう。
でも子どもの遊びはとっても刹那的。一瞬一瞬を生きています。
何かのために遊ぶ、その逆算は大人の考えだとたっちゃんは言います。


そして印象的だったのは、川で遊びながらゴミを拾っている子の写真でした。

「その場所が自分の居場所になれば、その場所を大切にしようとするんじゃないかと思うんです」

なるほど。
きっとそれは私たち大人だって同じこと。
初めは子どもを遊ばせに来ていた場所が、いつしか私の居場所になり、大したことはできないけれど、そこで役に立てることがこんなにうれしいと思える。


そんな子どもも大人も一人ひとりの思いが集まって、まちをも動かす大きな力になっていったと、たっちゃん。
「最初は『遊び場作り』だったのが、『居場所づくり』になり、『まちづくり』になりました。親、若い人、地域の人、行政の人、メディア、それぞれが活動に共感し、それが『協働』になっていきました」

すごいなぁ、こんなことが実際に起こったんだなぁ。


今回の講演会&ディスカッション、勇気やわくわく、背中を押してもらったり、本当にたくさんのものを頂きました。
たっちゃん&みっきーさん、ありがとうございました!


我が家から通える距離に豊かな森があるということ。
そこで子どもたちをのびのび遊ばせてあげられる私たちは、本当に恵まれている。
改めて感謝しつつ、なかだの森もいつか、あんな風になれますように。

そんな日を楽しみに、今できることから小さくてもひとつずつ。





2010.12.07 22:50 追記

たっちゃん&みっきーよりコメントを頂いたので下記に記載しておきます。

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たっちゃん&みっきーです。


素敵なレポートをありがとうございます。

講演でいろんな立場の方にお声を掛けをいただくんですが、やっぱり、子どもたちの居場所づくりに市民の立場で取り組まれている方に呼んでいただいたときは、こうやって、余韻があるので、僕らもより伝え甲斐があります。

ときに、終わった後はすぐに退散、後日、紋切り型の謝礼文1枚、ということもありますからね…。

「なかだの森もいつか、あんな風に…」と書かれていますが、上の子どもたちの画像を見てもわかりますが、すでに、素敵な場所になっているように思います。

場の持つ雰囲気と取り組んでいる人たちが醸し出す雰囲気とがとてもいい感じでした。

今、来ている子どもたちが思春期になっても遊びに来るような、そんな場所にきっとなっていくことでしょう。

12月に入って、少し時間ができたので、ずっと滞っていた「冒険遊び場たごっこパークブログ」をたくさん更新しました。

6月~9月までの子どもたちの名場面とちょっと解説を掲載しています。

ぜひ、ご覧になってください。

http://blog.goo.ne.jp/yumemachinet/
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